【実践編】離島堤防夜サビキ釣り方法とヒスタミン中毒予防のまとめ【kakeroma fishing】

こんにちは!mitsumaru300です!!

真夏の加計呂麻島は猛暑が続いています。そのせいなのか、今まで培ってきたジギングテクニックがあまり通用しなくなってきました。そこで今回は、離島堤防での夜サビキをしてみました。夜は涼しく短時間でグルクマやアジが面白いように釣れたので非常に興奮しました!翌日、このアジを調理して集落のねぇさんにおすそ分けにいった模様までまとめた内容となっています。島で上手く暮らしていく道を示してくれた、尊敬するねぇさんたちに喜んでもらえることは本当にうれしいものです。ブログの前半は、今回の動画を振り返りながら、離島での堤防サビキ釣り方法を紹介します。後半では、今回釣れたサバ科のグルクマがなぜ「生きたまま腐る」と言われるほど足が早いのかを調べ、釣ってから調理をするまでの注意点をまとめました。ぜひご覧ください。

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それでは、今週の動画はこちら!!

2019年8月24日
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mitsumaru300

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動画詳細&離島夜サビキ釣り方法まとめ

釣り天気: 夏 波風穏やか 曇り 19:30~22:00 満潮3時間前くらいから開始

 

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グルクマ・メアジ 加計呂麻島 Ⓒ2019mitsumaru300

夏の涼しい時間帯の2時間でこれだけの釣果があれば、心も体にもうれしいですね!

夏ジギングがいまいちのときは、夜サビキもひとつの手段だと思いました。ゲーム性よりも食糧調達がmitsumaruの目的ですからなおさらです。

さぁ、ではまずは離島堤防で夜サビキ釣りをする準備です。

夜釣りをする皆さん、ぜひ昼間の間に、常夜灯のある漁港や桟橋を探しておきましょう。エサを買った店で聞いてみたり、釣りをしている人がいたら声をかけてしっかり情報収集をしましょう。場所によっては、早い時間帯で明かりが消えてしまったりする場所もあります。

今現在、どんな魚種がどの場所で釣れているかまで聞けたのなら、納得のいく結果が得られる可能性大です!

今回使用しているタックルはこちら。

ロッド:ダイワの磯竿5号 リール:シマノ4000H。ナイロン6号、HAYABUSAサビキの針6号・ライン4号・蓄光スキンMIX、10g重錘付き餌かご

 

その他道具

ライフジャケット、防水ケース入り携帯電話、ロッド立て&魚入れ用バケツ、大きめ洗濯ばさみ(ロッドを置く用)、餌入れ用100均ざるセット、ロッド固定用のロープ、薄いゴム手袋、フィッシュグリップ、活け締め用T字スパイク・ナイフ・神経ワイヤー、魚持ち帰り用クーラーボックス、凍ったペットボトル、餌用三陸あみ、ライト、お手拭き、タモ、針外し用プライヤー

 

通常の堤防サビキとしてはかなり太めのラインシステムですが、離島ではアジだけではなく40サイズのグルクマやイスズミなどが掛かる場合もあります。mitsumaruは網を使わずに引っこ抜くのでこのようなラインシステムにしています。丁寧にタモでキャッチするのであればこの号数より細くしても良いと思います。そのほうが魚が掛かる確率は上がると思いますので。

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左:ロッド&リールと車をロープ固定 右:えさの三陸あみ Ⓒ2019mitsumaru300

急な大物が掛かるときがあるので、ロッドやリールが海中に引き込まれないように、念のため車など固定できるものとリールのアーム部分をひもで連結(左上画像)していくと安心です。

mitsumaruも2度ほどロッドとリールが海中に引き込まれそうになったことがあるので、この連結はしておいたほうが無難です。

エサは古仁屋の釣具屋さんで買った約700円の三陸あみ(右上)。外国産のものよりやや高値ですが、海中に入った時の広がり方、魚の喰いつき具合などを考慮するとこちらのほうがよく釣れます。2~3時間のサビキ釣りで半分使うぐらいなので量としては十分ですね。

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左:ファーストヒット 右:サバ科グルクマ Ⓒ2019mitsumaru300

今回は水深5~6mでのサビキ釣りとなります。まずは底から1mぐらいのところから開始して、アタリがなければ少しずつ表層へずらして様子を見ます。今回は中層から表層付近にてアタリがありました(左上)。最初に姿を見せてくれたのはサバ科の「グルクマ」でした(右上)!40弱のサイズですね。幸先がいいです。このグルクマは「生きたまま腐る」と言われるほど足の早い魚で有名なんです!

なぜこのグルクマがそんなに腐敗が早いかについては最後の次回対策のところでまとめたいと思います。

 

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左:即殺 左2・3:放血 右:グルクマの卵 Ⓒ2019mitsumaru300

釣れたグルクマはすぐに即殺(左上)、放血(左から2.3番目)し、内臓をとりだします。神経抜きはワイヤーをわすれてしまったためできませんでした。内臓をとりだしていると、がありました(右上)。とりあえず捨てずに持って帰ることにしました。後日、卵は焼いて食べましたが美味しかったです。

 

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左:メアジ 中央:スプールシート 右:清掃 Ⓒ2019mitsumaru300

さらに続いて、メアジが連続で釣れます(左上)。入れ食いタイムですね。締めずにとりあえずバケツに入れて次の釣りへ取り掛かります。メアジを5匹ぐらい釣ったところで入れ食いタイムが終了してしまいました。サビキ針はスプールシート(上中央)に巻いて持ち帰り、自宅で塩抜きをすればもう2~3回は使えます。

塩抜きは、桶などにスプールごと入れて(餌がついていたらとりましょう)、水とお湯を加えて45度ぐらいにして中性洗剤を入れ、30分ほどしたらタオル等でしっかりと針周囲の水けをとり、スプールごとよく乾かします。

このひと手間で針が錆びずに再利用できます。

決して、釣り場にゴミを捨てていかないようにしましょう。

そして最後に、サビキ釣りでは細かい餌が釣り場に落ちてしまうので、しっかりと海水をくみ上げて流しましょう(右上)。

餌がのこると悪臭が生じてハエなどが集まり不衛生になります。昼間のサビキでは、直射日光で餌が地面にこびりついてしまうので、タワシなどを持参してごしごしこすりながら掃除をすると綺麗になります。次回来た時にも気持ちよく釣りができるように、ぜひ釣り場を綺麗にすることを心がけましょう!

 

mitsumaru
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南の島の夏の釣りは、非常に暑いので朝まずめ、夕まずめ、夜釣りをおすすめします。

夜釣りは常夜灯のあるところで、さらにハブがいる島では常に足元を注意しましょう。

離島の夜にハブに噛まれると血清を打てるところまでたどり着くのが大変なのです。

加計呂麻島にはハブがいます。詳しい内容が知りたい方はこちらの過去ブログをご覧ください。

 

さて、話を調理編に戻しましょう。

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翌日、下処理していたアジを料理して、集落のねぇさんにおすそ分けに行きました。夕飯の一品にするねと、とても喜んでいただきました。お返しに冷やしきしめんを頂き、翌日のお昼に美味しく頂きました。

こういった無理のない範囲でのささやかな交流が島暮らしの醍醐味でもあります。

関東に住んでいたころは、隣にだれが住んでいるかもわからない環境でした。隣人との心の距離が近い島暮らしは、本州に暮らしていた者にとってはとても新鮮な体験となります。おじいちゃん、おあばあちゃんが好きな人には島暮らしは本当におすすめですね。

 

次回対策としては、腐敗しやすいと言われるグルクマに焦点をあてて、その腐敗する仕組みと実際に釣った魚の腐敗を防ぐ方法についてまとめてみたいと思います。

次回対策①なぜグルクマは「生きたまま腐る」と言われるほど足が早いのか?

参考資料
魚に起因するヒスタミン中毒 公益財団法人 日本中毒情報センター(※2020/5/4時点でリンクが切れたためリンクを外しました) 
 
 

「生きたまま腐る」と聞いてmitsumaruが想像していたのは、短時間で腐敗臭がして身がグチャグチャになるイメージでした。

実際にはそうではなく、この「生きたまま腐る」という例えを簡単に解釈すると「短時間でヒスタミン中毒を起こしやすい状態になる」ということです。

ヒスタミン中毒とは、サバ科に代表される魚の筋組織に存在する遊離ヒスチジンの腐敗発酵により産生されたヒスタミンの蓄積した赤身魚を摂取後、口腔や食道、胃、腸の粘膜で抗体が結合して、数分から数時間以内に、主に消化器系のアレルギー疾患を起こす病態のことです。悪心、嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、顔面紅潮、蕁麻疹などの症状を呈します。

いわゆるヒスタミン中毒魚と呼ばれる代表は、サバ科(マグロ、サバ、カツオ、キハダ、グルクマなど)、アジ科、カタクチイワシ科、サンマ科、シイラ科などその他にも多数あり、グルクマはサバ科に属します。

 

これらヒスタミン中毒魚は、新鮮であっても室温で4時間放置するとヒスタミン濃度は50㎎/100g相当になると報告があります(新鮮な魚に含まれるヒスタミン量0.1㎎/100g以下)。50㎎/100g以上のヒスタミン濃度は米国食品医薬品局によりヒスタミン中毒の危険値と位置付けられています。

 

ここで言われている室温については正確な温度は記載されていません。冬と夏では大きな差があるので、夏の室温であれば4時間よりもさらに短時間でヒスタミン濃度が危険値になる可能性を考慮したほうがよいと思われます。

このヒスタミンがやっかいなのは、加熱や冷凍処理しても分解されないため、一度ヒスタミンが生成されたものはどんなに加工されても中毒症状を発症する可能性があるところなんです。

さらにやっかいなのは、目の前の魚のヒスタミン濃度が中毒レベルであるかないかは、見た目でも匂いを嗅いでもまったくわからないところなんです。

次回対策②釣ったグルクマを安全に食す方法

ではこんなやっかいなヒスタミン中毒を予防するにはどうすればよいのでしょうか。

一番気を付けなければならないこと、それは、漁獲直後より徹底した冷蔵管理をすることです。

ここでいう冷蔵とは何℃のことを指すのか調べてみると、JAS法では冷蔵は10℃以下とありますが、鮮魚は水分活性が0.95以上のものなので、5℃以下での保存を冷蔵と捉えるのがよいと考えられます。

このことから、グルクマ等のヒスタミン中毒を起こしやすい魚を釣ったらすぐに、即殺、放血、神経抜き、内臓抜きをした後に、海水と凍ったペットボトルを入れたクーラーボックス内に魚を入れて、5℃以下を調理直前まで維持し、なるべく早い段階で食すことが大切になってきます。

ただし、冷やしすぎるのも美味しく魚を食べるためには少し問題もでてきます。過去ブログ(活け締めの方法まとめ)でも記載していますが、活け締めをして死後硬直を遅らせて旨味を増幅させるために、死後硬直までは5度以下には冷やさない方がよいとあります。悩ましいことですが、中毒予防の方を優先しつつ、美味しく食べるためにクーラーボックス内は5℃をキープできるとよい環境かもしれませんね。

 

そして、すぐに調理して食べない分はすぐ冷凍し、解凍する場合は常温では解凍せず、5℃以下の冷蔵で徐々に解凍し、即調理をして食べる必要がありそうですね。冷蔵での長期保管をしないことや、解凍したものを再凍結しないことも頭に入れておきましょう!

いやぁ、今回もいい学びになりました。

 

まとめ

・南の離島の夏釣りはあまりにも暑いので、夜サビキがおすすめ。

・ヒスタミン中毒魚の青物系が釣れた場合は、すぐに活け締め&神経締めをして、5℃を保持した状態で調理まで管理できると中毒予防&旨味倍増の魚を食すことができる。

 

ということで本日はここまで。

加計呂麻島の暮らし、旅行時の注意点などをまとめたブログや動画を下記に紹介しておきますね。素敵な加計呂麻島への旅になりますように。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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