加計呂麻島のきのこ・しいたけ作り【kakeroma nature】

こんにちは!mitsumaru300です!

今回は、加計呂麻島での原木しいたけ作りについてまとめたのでお伝えします。

加計呂麻島のきのこ

加計呂麻島は九州と沖縄の間に位置する奄美大島のすぐ南に位置し、人口は1300人ほどの小さな島です。

Google map より掲載 Google, ZENRIN

奄美大島も加計呂麻島も標高は低いですが、起伏のある山があるので島という括りの中では水に恵まれていると思います。本州と比較すると湿度も高いので、ジメジメした環境を好むきのこ栽培に適しています。夏の高温多湿は大変ですが、冬に湿度が保たれているのは肌にも有難いです。加計呂麻島に移住してからは化粧水等は不要になりました。個人的には花粉症の症状に悩まされないのが最高に嬉しいですね。

さて、話をきのこに戻します。

今回動画に映っていたきのこはみなさんご存知の「しいたけ」です!

加計呂麻島 きのこ しいたけ

加計呂麻島での原木しいたけ作りについては同じ集落の移住者の方から丁寧に教えていただきました。私たちが使用するしいたけ種駒は森産業の森290号【通称:にく丸】です。近くの森林組合にて1袋1000駒4000円弱で購入できます。森産業のホームページにきのこ栽培塾というページがあるので下記にアドレスを貼っておきますね。とてもわかりやすく書いてあるので参考にしてみてください。https://www.rakuten.ne.jp/gold/drmori1/koma_sitake.html

しいたけ作りはその土地の気候に合わせていろいろ工夫があるみたいですね。

mitsumaru
mitsumaru

とりあえず、mitsumaruが実際にやってみた加計呂麻島での原木しいたけ栽培方法をお伝えして、次回に修正する点も述べていこうと思います。

必要なもの:チェーンソー、原木、しいたけ種駒、電気ドリル、キリ(9~9.5mm)、トンカチ

場所:種駒を打ち込んだ原木を立てかける場所(雨があたり風通しがよい木漏れ日が少し入る日陰のある林)

①椎の木を切りました。

1〜2月頃に山へ椎の木(しいのき)を切りに行きます。去年切った所とは違う場所の椎の木を探し、チェーンソーで切ります。これが一番大変な作業なんですよね、、、さらにチェーンソーで1mくらいに切り分けた木を山から軽トラに積んできます。

きのこ栽培塾では下記のように記載されています。

自分で伐採する場合の時期について、 原木シイタケの大産地である大分県などでは通常11月末に伐採しており、 その基準として、下から山を見て山全体の70%が紅葉した頃に伐採を行っています。 あくまでも大分県で11月末なので、北海道や東北、標高の高い場所などはもっと早く伐採してください。 
伐採後は切り倒した状態で40~60日程度置いて(東・南・西向きの場所は40~50日、北向きの場所は60日)、 その後玉切り(長い木を90cm程度に切っていく作業)してください。 ちなみに切り倒したまま40~60日程度置くのは、木の葉を枯らしながら木の芯の水を抜いて中の水分量を栽培に適したものにする為です。通常原木は紅葉時期に伐採しますが、もし冬(12~3月初旬)に伐採する場合、 伐採後すぐに玉切りし、1ヶ月程度陽の当たらない場所に置いて水分を抜いてから駒打ちしてください。 この時期に伐採した場合は木の表面の水を抜くだけで問題ありません。 基本的な考え方として、原木の水分量は乾き過ぎよりも多い方がまだ良い。

きのこ栽培塾https://www.rakuten.ne.jp/gold/drmori1/koma_sitake.html

奄美地方では寒暖の差が乏しいため紅葉時期がよくわかりません。去年は上記資料のように玉切りしてから1か月程度陽の当たらない場所に原木をおいて水分を抜くことをしなかったので、次回は忘れずにやってみたいと思います。木の中の水分が多すぎると、菌の広がりが悪くなるそうです。

②森林組合で販売しているしいたけ種駒を購入しました。

森産業の森290号 にく丸 加計呂麻島

③この種駒を椎木に打つための穴を電気ドリルであけました。

電気ドリル 加計呂麻島

原木穴あけ:縦20㎝間隔、幅4㎝間隔、横隣の穴とは間隔をずらす 加計呂麻島

④あけた穴に種駒を木槌でトントンしながら打ち入れました(植菌)。

植菌:種駒を木づちで穴に打ち込んでいく 加計呂麻島

⑤雨があたり木漏れ日が入り風通しのよい日陰に、種駒が打ち込まれた原木を枕木の上にねかせて置きました【仮伏せ】。

仮伏せの目的ですが、種駒から菌糸を発菌させて打ち込んだ原木にしっかりと活着させる事にあります。 

1.温度が5℃以下、20℃以上にならないようにする。(※最悪5℃以下になっても良いが、25℃以上は厳禁)
2.下からの湿度を利用する為、可能であれば土の上に枕木をひいて、その上に棒積みにする(※雑菌汚染の原因になるので直接原木を地面に着けない)
3.直射日光は乾き過ぎの原因になるので厳禁。
4.林内や植木の間など湿度のある場所では遮光ネットやゴザ、枝などで覆って自然に雨にあて、 家の庭など乾燥し易い場所ではブルーシートで上部を覆ったり全体を包んだりしてしっかりと保湿する。
5.ブルーシートを使用する場合は2週間に1回程度中を見て、ブルーシート内部がビチャビチャに濡れていたら1時間程度ブルーシート取って表面をサッと乾かす。 逆に表面が乾燥している場合はタップリと水をやる。原木がしっとりしている程度がベスト。

引用:きのこ栽培塾

仮伏せ~本伏せ 加計呂麻島

去年は上記画像のように仮伏せ時にすでに本伏せに近い形で少し斜めにしていました(本伏せを45°くらいとすると本伏せに近い角度としては20°くらい)今年は雑菌感染予防に手前側もほんの少し高くして土に接触しなようにしたいと思います。

仮伏せ期間に本伏せに近い形にしていた理由は、加計呂麻島は冬でも15℃を超えることがざらなので下記内容を参考にしての配慮だったのかもしれませんね。

植菌時期が遅くなって気温が15℃を頻繁に超えるようならば、角度を低くして本伏せに移行します。(遅くとも入梅までに)

日本農林植菌(株)https://www.kinoko-nichino.com/htmls/shiitake.htm

加計呂麻島は冬でも5°以下になることはほぼないです。最も寒いとされる1~2月の平均気温は17°/11°(最高/最低)、3月は19°/13°なので15℃以上の日がほとんどです。まぁ、日陰で風通しが良いところであればもう少し涼しいかもしれませんね。湿度はしいたけ作りに適していると思うのですが、温度に関しては奄美地方は高温になるので雑菌感染に対する配慮が必要そうですね。

さらに以下のように報告している資料もありました。

しいたけ菌糸の活動を早めるためには生長下限の 5℃以上の温度と,あわせて菌糸の再
生に必要な90%以上の湿度が必要。

<仮伏せ実施の留意点と対策>

原木の植菌孔と種菌を乾かさないこと。植菌の済んだ原木は直ちに集積して,充分に散水し,種菌が乾かないように湿度の保持と,温度の確保をはかるため,周囲を被覆した仮伏せ
を,少しでも早く済ませるように心掛けること。

駒種菌の発薗水分は36%ぐらいから始まり. 48%前後が最もよい。

仮伏せの場所は,温度確保の面から暖かい所が理想的であるが,害菌の多いほだ場等からは
離れた所が安全である。なぜならば,散水等によって土壇と共に害菌の胞子等が飛びはね,種菌に附着して活着不良を招くことを防ぐためである。

しいたけ栽培で最も恐ろしいトリコデルマ等害菌分生胞子の発芽温度は. 25-30℃が最も盛んであり,下限は10℃附近のものが多い。一方湿度では25℃の場合.、87%では発芽しないが90%では 8-10日で発芽する。このため気温の低い時期はよいが,気温の高い時期になれば,日中の仮伏せ被覆内温度はほぼ15℃以上にしないように、また湿度は90%より低い状態に保つよう,管理方法を変えるとが必要である。

活着するまでの期間は、生原木に植菌した場合は約 1か月程度であり 3か月 に及ぶと原木表面の菌糸まん延面積は少く,害菌の占める割合いが多くなる傾向がみられた。しかし枯死の進んだ原木では若干長めの方がよい。

下記リンク先より抜粋

https://www.pref.nagano.lg.jp/ringyosogo/seika/gijyutsu/documents/049-2.pdf

植菌から活着までは約1か月程度なんですね!

そうであれば1~2月に植菌をすれば3月末までには活着も済んでいそうなので、通常通りの仮伏せを1か月しても良さそうですね。

加計呂麻島での仮伏せ環境としては、15~20℃以上の高温にならないように、少しの木漏れ日が入りつつ、雨があたり、風通しがよく、日陰のある林が必須ですね。シートをかぶせると高温になってしまうので、葉のついた枝を被せることで湿度を保つのが良いかもしれません。

⑥11月ごろまで角度の少ない本伏せのまましいたけ菌を木全体に染み渡らせました。

通常は仮伏せ(平らに置く)から梅雨前までに本伏せ(少し斜めに置く:湿気の多い場所では鳥居伏せ推奨)へ移行し、梅雨や秋雨の時期に天地返しをするようですが、去年は11月まで角度の低い本伏せのままでした。植菌から活着する1か月後以降は本伏せにするほうが良いかもしれませんね。

本伏せ

仮伏せで活着したシイタケ菌を原木全体に蔓延させます。 ちなみに原木に菌が蔓延すると、呼び名が”原木”から”榾木(ほだぎ)”に変わります。

本伏せの理想的な環境に関して『本伏せは6乾4湿』という言葉があり、湿っているよりも若干乾燥しているくらいの環境が理想です。 乾燥というよりも風通しの良い場所という方が正しく、雨があたって乾く、雨があたって乾くという事を繰り返している内にシイタケ菌が伸びるのです。 当然直射日光が当たる場所や乾燥し過ぎる場所は厳禁で、簡単にいうと草をしっかりと刈って風通しが良くなった林内というのが理想的な環境です。

立てかける場合、梅雨と秋雨の時期に天地返し(木の上と下をひっくり返す)を行うとより良いです。

引用:きのこ栽培塾

⑦11月頃に榾木をさらに立てました(榾木起こし)。角度としては80°ぐらいでしょうか。

下記画像は去年仕込んだ榾木ですが、下↓の榾木に黒い部分があるがわかりますか?これはたぶんクロコブタケが繁殖してしまっていると思われます。これはしいたけ栽培量を減らしてしまうらしいです。なんとなく椎の木も瘦せて元気がないようにみえますね。仮伏せの時に地面に接触していた部分から感染したのか、もともと感染していたのかわかりませんが、前者の場合であれば土に接触しないように枕木を置いたり、ホダ場から離しておくなど対応ができますね。

            ↓      

榾木起こし

今年はこの榾木起こしからこまめにじょうろか霧吹きで水分をあたえるようにしてみる。

良い榾木の特徴『軽くて柔らかい』

木の切り口からマイナスドライバーなどを差し込んで5~10cm程度皮を剥ぎ、 皮の下の状態を見る事で榾化が順調にいっているかが分かります。 どのような状態が良いかというと、白色(シイタケ菌)とオレンジ色(木の内部の色)が斑になっているような状態が理想です。 皮の下がこのような状態であれば、秋と春に雨が降って昼夜の温度に寒暖差が出るようになればキノコが発生します。
※もし雑菌に侵されていると白い部分が無く、全体的に茶色、黒、青などの色になる。

榾木起こしを行う事により、移動刺激と環境変化の刺激で本伏せのまま発生させるよりも収穫量が上がります。 『本伏せは6乾4湿』の場所が望ましいと書きましたが、逆に『榾木起こし後は4乾6湿』の場所が望ましい。 乾燥していると良いシイタケが採れない場合が多く、榾木起こし後は必ず湿度のある場所、または散水設備がある場所に移すようにしてください。 ちなみに榾木起こし後の組み方ですが、とにかく乾燥しない様な組み方を行ってください。 湿度が高い林内に置く場合や散水設備がある場所に置く場合は斜めに立てかける。

引用:きのこ栽培塾

ここまですればあとは雨の降った昼夜の寒暖差のあるときにシイタケが発生してきます。

だいたい榾木起こしから1〜2ヶ月すると小さなしいたけがニョキニョキでてきます。

しいたけ 加計呂麻島

この小さなしいたけも、湿度が保持された日が続くと1〜2日くらいで傘が開き食べごろとなります!

加計呂麻島 ジャンボしいたけ!

野菜もしいたけも収穫してすぐ食べると店で売っているものよりも何倍も美味しいんです👀🤣

しかも防腐剤などの心配もないので安心。なによりも自分が育てた食べ物が一番安心して美味しく食べられます!

おすすめの美味しい食べ方

いつもは熱したフライパンにバターを入れてしいたけと絡めながら少し焼きます。最後に醤油を数滴落としてジュッと軽く焦がした香りがしたら出来上がり。1分くらいでできるのでとてもお手軽です。フーフーしてそのままバクっと食べる😋この味は一度経験すると忘れられない味となります。肉厚だからまるでさっぱりとしたお肉みたいな一品に仕上がります!

mitsumaru
mitsumaru

いつもとは少し違う角度で食べたいなーと思ったら、しいたけの肉詰めがおすすめ!

しいたけ肉詰め 加計呂麻島

そのまま食べても十分だし、大根やネギをのせて食べてもいいですね!

あー、こんな記事を書いていたらお腹が空いてきました😋ちょうど最近は雨続きだったのでまたしいたけが育っているはずだぁ。また収穫して食べよっと😆

まとめ

加計呂麻島での理想的な原木しいたけ栽培の仕方

①12月末ごろに健康な椎の木を切り、玉切して1月末まで枕木の上に横たわらせて乾燥(約1か月間)させる。

②1月末ごろに種駒を打ち込む(駒打ち)。気温が高いためシート類をせず、種駒の水分を保持するために水をかけ、葉付きの枝を被せて湿度を保つ。3月中旬ごろまで仮伏せ(約1~2か月間)にて活着させる。

③3月中旬ごろから角度45°ぐらいの本伏せ(鳥居伏せ:約8か月間)へ移行。梅雨(5月中旬)と秋雨の時期(10月)に天地返し(表裏も)をする。

④11月ごろに榾木起こし。角度は80°くらい。霧吹き等でこまめに水分を与える。

⑤12月頃からぽつぽつ収穫できる。

ということで今回は加計呂麻島のしいたけ作りについてまとめました✨

今回のカテゴリーの kakeroma nature とは別ですが、kakeroma fishingも絶賛配信中です👇👇

3分釣り動画YouTube配信中🎣毎週月曜夜8時はmitsumaru300.com!!TikTokでも奄美や加計呂麻島の景色や1分釣り動画を投稿しています。そちらもmitsumaru300でやっています!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

mitsumaru
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mitsumaru300でした!