
こんにちは!mitsumaru300です!!
関東に上陸した台風15号はすさまじい影響があったようですね。ゴルフ練習場の巨大フェンスや高圧鉄塔などが倒れている映像はとてもインパクトがあり恐怖を感じました。木造でシロアリに侵されている加計呂麻島の家に倒れてきたら、完全倒壊間違いなしですね。そういった視点で家の周りをみてみると、電柱やau・docomoの鉄塔などが建っているので他人事ではないです。

安全かつ迅速な復旧がなされることを祈るばかりです。
さて今回はmitsumaruの食糧調達最終防衛ラインのおやびっちゃ釣りを紹介します。海が少し荒れていても、波風の影響が少ない方向の堤防などで釣ることもできます。小さな体の割には引きも強く、脂がのっている白身魚のおやびっちゃ。堤防の足元に巣を作るこの魚は釣り人にも慣れていて、簡単には釣らせてくれません。

普段の釣りよりも針を小さくしたり、エサの付け方を変えたり、いろいろな工夫が求められる釣りなので楽しめますよ!
それでは、今週の動画はこちら!!
釣り天気・タックル紹介
釣り天気

釣り天気 Ⓒ2019mitsumaru300
8月晴れた日の午前中、満潮3時間前からスタート。とても綺麗な海の色です。出だしから魚の群れが港に入ってきていて期待大!タカサゴ系の群れでしょうか。
本日のタックル

タックル紹介 Ⓒ2019mitsumaru300
柔らかいロッド、細いライン、ジグヘッドと鬼爪に生イキくんをつけて釣ります。実はこのロッドは、車中泊の旅をしているときに出会った方から頂いたロッドなんです。その方も車中泊をよくする方で、昔はよく釣りをしていたそうですが最近は釣らなくなったのでぜひ使って!と託されました。最初は、川で釣りをしないからあまり使わないかなと思っていたのですが、加計呂麻島のおやびっちゃ釣りで重宝しています。

どこにいっても釣り人との繋がりに助けられています。感謝感謝です。

仕掛け紹介 Ⓒ2019mitsumaru300
ジグヘッドと鬼爪のセットはこんな感じです(左上)。もともと鬼爪はワームに刺した針に付属でつけるものですが、餌釣りでも役立ってくれます。サイズもS~Lがあるので釣りたい魚の口のサイズに合わせるといいと思います。生イキくんは背掛けでつけています(上中央)。魚の喰い気があるときは、生イキくんを小さくカットしています。エサをセットしたら、餌が落ちないようにそっとロッドを振ってジグヘッドを落としていきます(右上)。

このときの水深は2~3mだったので、最初は目でジグヘッドが落ちていくのを目で見ながら、水面に着水して何カウントぐらいで魚が喰いついてくるかを数えます。
5カウントぐらいだなと思ったら、魚からなるべくロッドが見えない位置まで下がって釣りを続けます。思ったよりも魚は水面より上の気配を感じています。釣り人やロッドの影、足音や話声などの振動などを察知しているように思えます。

まぁ、魚の食い気が勝っていればそんな些細なことは関係なくなるんですけどね。
カンモンハタとシロブチハタの区別方法

Ⓒ2019mitsumaru300
最初に釣れた魚はカンモンハタ。体長は25センチぐらいでしょうか。

この魚体がシロブチハタなのかカンモンハタなのかとても迷いました。

左:シロブチハタ 右:カンモンハタ Ⓒ2019mitsumaru300
おきなわの釣り魚図鑑によると、シロブチハタ(左上)のドットは5角形模様で中心部分が濃くて薄く、尾びれの先が黄色いとあり、最大で50㎝になるとのこと。カンモンハタ(右上)は最大30㎝となります。
ネットや本の画像をみると、ほとんどのカンモンハタ画像は均一の色の丸に近いドット柄で、体表の中心部分にドットが連結した柄がみられます。

カンモンハタの画像で、今回釣った魚のように背びれから腹にかけての濃い茶色の帯が走る画像はあまりないんですよね。
一方のシロブチハタは、背びれ部分だけ今回釣った魚のように白っぽい部分があり、全体的にカンモンハタよりも黒味がかかった色になっています。

この知識を踏まえて釣った魚を今一度よく観察してみると、ドット柄は丸に近いようで5角形のものもあるような、、、ドット柄の中心部分が濃いような均一の濃さのような、、、、ほんとはっきりしません。

明確に観察できるのは、尾びれの先端は黄色ではないこと、体表中心付近のドットが連結したような柄があること。
ちょっと判断材料としては頼りないですが、このような理由でカンモンハタと決めさせていただきました。サイズが40~50㎝ぐらいならシロブチハタですぐに決定なんですけどね、、、。いやぁ、本当に迷った一例でした。
寄生虫ペンネラ

寄生虫ペンネラ Ⓒ2019mitsumaru300
やっと名前がわかったカンモンハタですが、なんと寄生虫ペンネラが6匹近くついていました(左上)!生きているペンネラをこんなにみるのは初めてです。家に持ち帰りこのペンネラを指で引き抜いてみるとスポンと綺麗に抜けました(右上)。このペンネラは頭部を魚の身に食い込ませて、ひじきのような黒い部分を魚の体表にだして寄生します。ご家庭に届くときには、擦れてひじき部分はとれ、頭部だけ体内に残っていることが多いでしょうね。

人間には寄生しないので、熱して食べればさらに問題はありません。

左:ニザダイ 右:おやびっちゃ Ⓒ2019mitsumaru300
次はニザダイ(左上)、そしてやっとおやびっちゃ(右上)が釣れました。

左:三枚おろし 右:焼き揚げ Ⓒ2019mitsumaru300
よく奄美や沖縄では、おやびっちゃに形が似たヒレナガスズメダイを唐揚げにして食べています。しかしこのおやびっちゃの骨は鋭いので丸かじりはできません。気を付けましょう。寄生虫ペンネラがついたカンモンハタもおやびっちゃも三枚おろしにして焼き揚げにし、マヨネーズポン酢でいただきました。ほっくほくです!

今回のおやびっちゃ釣りはジグヘッドを使用したフカセ釣りに近い形で釣りました。

特にこの釣り方でなくても釣れますが、口が小さい魚なので小さめの針で釣るようにしてみてください!釣り人に慣れたおやびっちゃ釣りは頭脳戦なので楽しいですよ!
ということで本日はここまで。
ぶらり加計呂麻島のたび:果樹とイカ釣りの俵集落【kakeroma life】
最後まで読んでいただきありがとうございました!

mitumaru300でした!!