
こんにちは!mitsumaru300です!!
2019年5月下旬の加計呂麻島は、梅雨に入ったばかりなのに晴天が続いています。観光客の方はとても喜んでいますね。しかし、朝晩は冷え込むので長袖長ズボン、日中は汗ばむので半袖短パンというように、すぐに温度調節ができる服装をこころがけましょう!サングラス、日焼け止め、帽子もお忘れなく。
今回は加計呂麻島の陸っぱりの夜釣りイカについてまとめてみました。昔ほど釣れなくなったとはいえ、加計呂麻島のイカにはまだまだロマンがあります。夜が更けるにつれてイカのサイズもドラグ音も大きくなりますよ!

それでは、今週の動画はこちら!!
動画詳細

サイズアップしていくアオリイカ 加計呂麻島 mitsumaru300
今回の動画の見どころは、全長が30→60→70㎝と夜が更けるにつれてサイズアップしていくアオリイカをみれるところでしょうか。ドラグ音も気持ちいいほど変化していきます。
今回の場所は外灯もない真っ暗なテトラポット上で釣りをします。日中になんども足を運んで、テトラ上を移動するルートが体に染みついた場所です。陽が落ちる前にポイントに到着し、身支度を整えて久しぶりにイカ釣りのしゃくり方を練習しなおします。

エギングキャスト復習 加計呂麻島 mitsumaru300
上の4つの画像を左から①~④として順に説明していきます。
①エギがロッドの半分くらいまでのところでとまるようにします。
②そーっと、ロッドの先端を後ろに傾けます。
③まっすぐキャスト。
④潮の満ち引きと水深を考慮して、1秒1カウントとし、狙ったポイントの水深まで落としてしゃくりを入れます。

このベーシックな動きならばロッドをテトラに当てて折ることもないでしょう。
テトラ釣りでは、ロッドを大きく後ろに振りかぶると穂先がテトラに当って折れたりします。ルアー等もテトラに当ってしまい何度壊してしまったことか、、、。fightまえにこんな悲しいことはありませんね。

日中のうちに、テトラの立ち位置から後ろをみて、どのくらいまでの距離ならロッドを振れるか、エギが当たらないかなどをしっかり確認しておきましょう。
暗闇になったら視覚は頼りにならないので、感覚的にいつも同じフォームで投げれるようにしておけば、エギの着水ポイントもほぼ同じなので、深さも変化が少ないと思います。とくに南の島はサンゴ礁だらけなので、着底させてしまうとほぼロストしてしまいます。

初めての場所でやるときは、まず昼間に下見がてらロストしても許せるお古の餌木をつかって少しずつカウントを増やして練習してみましょう。事前にその日の風、波がまずまず穏やかなポイントを選択し、満潮干潮の時間・水深の差を頭に入れておきます。
さて、動画内容に戻ります。

発色のいいアオリイカ 加計呂麻島 mitsumaru300
日は落ちて、最初に釣れたのは全長30㎝ぐらいのアオリイカ。春イカにしては小さなサイズですが、一番きれいな発色をした姿をみせてくれました。なんとも綺麗な目の色をしていますね。
さらに次。

60㎝アオリイカ 加計呂麻島 mitsumaru300
ドラグ音が先ほどよりも大きくなってきました。動画では暗闇なのでカットしているのですが、イカを釣りあげようとしたときにテトラポットにへばりつくことがたびたびありました。イカの最後の抵抗ですね。こんなときは、一度すこし下に緩めるとイカの方からテトラにくっついた足を剥がしてくれます。まぁ、エギを離さないでいてくれることを祈るしかないのですが、、、。
ドラグ音が大きくなった分、サイズも大きくなりました。全長60㎝のアオリイカ。

だんだん釣りごたえがよくなってきました。
次はさらにドラグ音が大きくなります。

70㎝アオリイカ 加計呂麻島 mitsumaru300
これはいい引きですね。実はこれも動画でカットしているのですが、、、このイカを釣る前にこれよりもドラグ音が鳴り響くイカが釣れていたんです、、、バラしてしまいましたが、、、本当に残念。
でも今回釣れたイカのサイズは70㎝。自己最高のイカサイズとなりました。

動画内でイカの活締めにチャレンジしているのですが、結果的にうまくいったのかよくわかりませんでした。
以前調べた知識では、解剖学的にイカの脳は目と目の間にあるとのことなので、目と目の間にT字スパイクを打ち込んでみました。活締めがうまくいくとイカの外套や足の表面が白くなる映像をみたことがあったので、それを確認しようと目を凝らしましたが暗すぎてしっかりと確認できませんでした。
イカの締め方についてはあとで今後の対策のところでまとめたいと思います。
家に持って帰ってよくみてみると、70㎝のイカは見事なBodyを持ち、なんとも美味しそうです。

全長70㎝アオリイカ 加計呂麻島 mitsumaru300

こんなサイズのイカを釣ったことがなかったのでとてもうれしい!!加計呂麻島の春イカはまだまだ夢がありますね。
次回対策
今回はイカの締め方についてまとめてみたいと思います。
「イカの締め方」と検索するとトップに出てくるのが釣りの通販サイトイシグロさんのサイトです。そこで記載されているのが、下記画像の太陽マーク部分の頭と胴の付け根(目と目の間の少し上)から胴側斜め45度位にナイフを一刺し、続いて同ポイントから頭側斜め45度位にナイフを一刺しすると記載があります。
上手く締まるとイカの表面がさーっと全体的に白くなるとのこと。
検索で2位のTSURI HACKさんも上記内容とほぼ同じでした。
上記2つともに、魚のように即殺(※詳しくはこちらカヤック上での活締めの仕方)、
すなわち、直接イカの脳を破壊するという記載はなく、「神経を断つ」方法であると記載があります。

ふと、イカの脳はどこにあるの?何神経を断つの?その神経はどこからどこへ走行しているの?と頭をよぎります。
これを調べてみると1記事できるボリュームになる量だったので、それはまた次の機会に詳しくまとめようと思います。
とりあえず、ここでお伝えしておくことは、

イカの筋収縮の指令は、脳-星状神経節-外套膜へ伝わり、筋収縮が起こります。
イカの小さな脳は目と目の間にあり、この部位をピンポイントで破壊できれば一番いいのですが、素人には難しいようです。なので上記で紹介している胴側斜め45度にナイフを刺すという締め方は、脳もしくは脳から星状神経節へ続く神経を断つ方法だと考えられます。同様に頭側斜め45度にナイフを刺すことは、脳もしくは脳から腕・触腕へ続く神経を断つと考えられます。
ここらへんの細かい部分は、もう少し解剖学的に踏み込んで考えないとわかりやすく伝えられませんので、もう少し自分で読み込んでから改めてまとめてお伝えしたいと思います。

とりあえずは、イカの頭と胴の境目から胴側・頭側へそれぞれ斜め45度にナイフを入れて、イカの表面の色が白く変わるかを確かめることから始めてみたいと思います。
今回のお勉強はこの辺りまでとします。

加計呂麻島の春イカは4~5月くらいまでは楽しめますかね。
初めての来島される方は、やはり外灯のある場所がイカも寄ってきますし、安全なので、瀬相港、俵桟橋、瀬武の堤防あたりがいいかもしれません。春は天候が荒れることが多いですが、大物を狙えるチャンスでもあるので、ぜひ来島時はイカ釣りにもチャレンジしてみてください!
ぶらり加計呂麻島のたび:果樹とイカ釣りの俵集落【kakeroma life】
ということで本日はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました!

mitumaru300でした!!